第3章〈パース理論〉の説明の補足
部屋の障子を使ってパース理論を説明しようと思います.
ちょっと特殊な構図で障子の写真を撮ってください.
これは窓の障子の消失点が写るように、アングルを微調整して撮影した写真です.
消失点とはこの写真のような特殊な構図で撮った時に出る訳ですが、一般的な構図では無いので、どうやったら撮れるのか分からない人も居るかもしれません.
これがその写真を撮ったiPadの位置です.iPadをここまで障子に近づけ無い限り、パースの消失点は写真に写ってきません.
消失点もパースも普段から聞き慣れない言葉です.何故なら障子をここまで近寄った構図で写真を撮る事もなかったからです.
消失点もパースも私達の生活に存在しています.ですが意識される事は稀です.例えば道路を車で走る時に、トンネルを通れば消失点と対峙している訳です。ですが、消失点と意識されるケースは稀です.
〈ゴルフスイングの答え〉の第3章の4/7ページで説明している消失点の話は、このトンネルを通っている車に乗るととても分かりやすくなります.
トンネルを通る時に、いつも私達は消失点を見ている訳です.むしろドライバーは消失点に向かって走っているのかも知れません.しかし消失点は車の前方だけでは無く、正反対の方向にも存在しています.
車で真っ直ぐなトンネルを通る時に、トンネルの前方と後方に消失点が現れます. (このトンネルのように)消失点は必ず前方側と後方側の2つが存在します.
つまりこの障子の写真に消失点があるので、180度振り返って反対側の障子を見ても、もうひとつの消失点がある筈です.
〈↓この写真でも消失点を見つけてみましょう!〉
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*復刻版〈ゴルフスイングの答え〉の第3章の写真データです.